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ナポレオンジャケット

ナポレオンジャケット:napoleon jacket

ナポレオンジャケット(若しくはナポレオンコート)の名前の由来はかの有名なフランス皇帝ナポレオン・ボナパルト(1769~1821)です。彼が着ていた軍服をモチーフにしたジャケットをナポレオンジャケットと言います。ディテールの差異はデザイナー毎に違いますが、共通した特徴としては、前身頃にボタンが二列に沢山並んでいて、立ち襟(スタンドカラー)や飾り紐の装飾などでしょうか。他にはエポーレット(肩章)なども多くのコレクションで採用されているデザイン上の特徴です。

ナポレオンジャケットの歴史

起源は18世紀から19世紀にかけてのナポレオン皇帝時代の軍服ですが、現在の様なファッションアイテム化して普及する切っ掛けになったのは、1987・88年秋冬のパリ・コレクションにおいて、フランス人デザイナーのシャンタル・トーマスが発表した作品だとされています。当初はそのデザイン性からダンスや舞台の衣装としてモチーフにされたようですが、より一般大衆化されたファッションとして取り込まれ出したのは2005年頃です。最初はメンズファッションとして注目され、その後現在に至るまでレディースにまで広がりを見せました。

素材と着こなし方

このジャケット(コート)に使用されている素材もデザインと同じく様々です。ウェルベット、ウール、コットン、レザー、はたまたジャージ素材まで、デザイナーの個性と伴に、コーディネートの幅を持たせた様々な素材が利用されています。一見すると着こなしに悩みそうな感じもすますが、ツボを押さえるととてもクールな着こなしが出来るアイテムでもあります。
まずもってナポレオンジャケット自体が単体ですごく存在感がありますから、合わせるものは出来る限りシンプルにするのがベスト。色使いも同様です。シルエットも色もシンプルを心がけると、全く浮く事無く、モダンなスタイルを作れます。一般的なカラーとしてはブラック、グレー系が多いようです。更に都会的な雰囲気としてはブラウン、ベージュ系なんかも大人っぽくて良いかも知れません。このジャケットの特徴である飾りやボタンも極力派手でない物さえ選択すれば、あとは普通のジャケットやコートのコーディネートとそうそう変わるところはありません。先ほども申しましたとおり、存在感があるシルエットなので、合わせをシンプルにするだけです。同系色のマフラーやストールを絡めてもいい感じですし、同系色のインナーか白系でスッキリ感を出すと良いですね。ボトムは同系色は勿論、デニムなんかもバッチリですし、差し色に少し明るめのパンツを持ってきても、やはりいい感じではないでしょうか。

終わりに

この名前の由来になったナポレオン皇帝。実はこの方、現在のファッションに結構な影響を残した方だということが、色々調べるとわかります。例えば、ナポレオンカラー(ボナパルトカラー)なんていう言葉があるのですが、これは今でもコート等に採用される襟のデザインの名称で、大きなラペル(下襟)と立ち気味の上襟を特徴とするものです。やはりナポレオン皇帝とその時代の軍人達の軍服がモチーフになっています。又、意外なところですとジャケットの袖元のボタンも実は、ナポレオン皇帝が関係していると言われております。当時、ナポレオン率いるフランス軍がロシアへ遠征した際、極寒の地ロシアを行進する兵隊たちは流れ出る鼻水を軍服の袖で拭いていた為、当然袖口がガビガビのテカテカに・・・(笑)。相手に対する見栄えも気にするナポレオンは兵隊たちに再三注意するものの改善されす、そこで彼が考えたことが、「袖にボタンを付けてしまえば鼻水が拭けなくなるだろう」というものだったというのです。これがジャケットの袖口のボタンの起源と言う説なのですが、真偽はともかく、言われてみれば確かにほぼ機能的な意味は無い袖口のボタンの存在理由としては、一理あるような気もしてしまいます。面白いとエピソードだと思いませんか?

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